質問をいただきました。
インドから日本へ帰国する際の注意点、手順を教えてほしいと…
この記事では、インドから日本へ帰国する際の注意点、手順について2019年から駐在員として働く私の経験をもとに解説します。
私の詳しいプロフィールは下記のリンクからご覧になれます。
https://english030.com/profile/
それでは早速解説をします。
結論から言いますと、下記の6項目について事前に準備しましょう。
●To Doリスト
- インド出国前のPCR検査を受診する
- PCR検査の陰性証明書を日本政府が定めた書式で受け取る
- 質問票の提出する
- 誓約書の記入・提出する
- 自身のスマートフォンへアプリを登録する
- 入国後、7日間自主隔離をする場所を確保する
日本入国後、3日間は日本政府が指定する待機所で待機することになります。
その間、待機する部屋からは基本的に出ることができません。
4日目以降、ホテルで待機を検討されている方はホテルの予約が必要です。
それ順番に6つの項目を解説をしていきます。
インド出国前のPCR検査を受診する
日本へ入国するにあたり「インド出国前72時間以内に受けた検査の証明書」
の提出が必要です。
令和3年3月19日より、この検査証明書が提出できない場合、検疫法に
基づき、日本への上陸が認められないことになっていますのでご注意ください。
過去には邦人であっても出発国へ送還されました。(下記リンク参照)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210420/k10012986131000.html
JALやANAの日本へのフライトは現地時間19時前後のため、検査はインド
出発の2日前になると思います。
計画的にPCR検査を受診し、陰性証明書を受け取ってください。
PCR検査の陰性証明書を日本政府が定めた書式で受け取る
日本政府が定める書式は下記のリンクをご確認ください。
書式とあわせて検査証明書の条件、検査方法、検体採取方法の記載が
ありますので一読ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
必要に応じて書式をダウンロードしておくといいと思います。
在インド日本国大使館に、デリー周辺でPCR検査を受診できる医療機関を
問い合わせました。回答メールを下記に引用します。
デリー地域
(1) D-CARE MEDICAL CENTRE
Address: Suite No.4, 1st Floor, Yashwant Place, Chanakyapuri, New Delhi
110021
Tel: 011-26114000, 011-26115000
Mobile: 9971585559(2) JDAR Path Labs
Address: House No.6, Street No.2, Shanti Niketan, New Delhi 110021
Tel: 011-24110974, 011-24115211,
Mobile: 9654092580, 9999047141, 9810492410ハリヤナ州グルガオン地域
(1) Medanta Hospital
Address: CH Baktawar Singh Rd, near Olympus, Medicity, Islampur Colony,
Sector 38, Gurugram, Haryana 122001A: 病院でのRT-PCRテスト(受付時間:月〜土までの09:00-16:00)
連絡先:Tel. 0124-414-1414 → 1を押すと英語案内 →4を押すとPathology
Laboratoryの案内につながる。
①パスポート持参の上でメダンタ病院のOPET centreに行ってサンプルを採取。
②レポートは24時間から48時間で発行しているとのこと。
③日本の検疫に通用する内容の英語フォーム発行。B: 自宅でのサンプル採取
①whatsapp +91-701-1414141で予約する。
②whatsappで上記番号に、住所、氏名、性別、生年月日、携帯番号、パスポート番号、E-mail IDを通知する。その際、厚労省の書式を添付して送付する。
③反応がない場合は、+91-0124-483-4565に電話して確認する。
④検査証明書は24時間から48時間ほどで発行されている模様。なお、これらの機関の他、次の医療サービス提供会社でもPCR検査の手配を行ってい
ると承知しています(検査費用とは別に費用が発生します)。
(1) プレステージ社
Tel: 99714-44696
C-982, Ground Floor, Sushant Lok Phase-1, Gurgaon-122002, Haryana(2) ウェルビー社(企業契約専門)
Tel: 0124-4990400
Plot No. 10, 5th Floor, Sector-44,Gurgaon Haryana-122003
質問票の提出する
日本へ入国する前に、質問票をwebから登録する必要があります。
日本入国後7日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、
電話番号等の連絡先を確認されます。
日本国内で入国者本人が使用できるメールアドレス、電話番号を質問票に登録する
必要があります。
質問票への入力が完了するとQRコードが発行されます。
日本到着後、空港でQRコードの提示が求められます。
スクリンショットを撮っておくといいと思います。
下記のリンクから質問票のweb入力が可能です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html
誓約書の記入・提出する
検疫所への「誓約書」の提出が必要です。
誓約内容は下記になります。
- 7日間の公共交通機関の不使用
- 自宅等での待機
- 位置情報の保存・提示
- 接触確認アプリの導入
また日本入国に滞在した国・地域に応じて、検疫所が確保する宿泊施設で待機し、
検査を受けることになる場合もなります。
こちらの情報については、外務省のHPをご確認ください。
自身のスマートフォンへアプリを登録する
誓約書の誓約事項を実施するために、下記の3つのダウンロードが必要です。
- 健康居所確認アプリ(MySOS)
- 位置情報設定・保存(GoogleMaps)
- 接触確認アプリ( COCOA)
アプリは下記リンクからダウンロードできます。
ダウンロードは日本へ到着後でも大丈夫です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html
日本入国後7日間は、MySOSに1日3回連絡があります。
位置情報や健康状態を報告するようになっています。
因み帰国後7日間の起算日は、日本へ入国した次の日です。ご注意ください!!
帰国後、7日間自主隔離をする場所を確保する
日本入国後3日間は政府の指定する待機所で待機となります。
4日目朝にあらためて検査が実施されます。
その後、陰性であれば残りの6日間を自宅やホテルで自主待機となります。
4日目以降、ホテルで待機を検討されている方はホテルの予約が必要です。
その期間は公共交通機関は利用できません。
自宅で隔離待機する場合は、空港まで家族等に迎えにきてもらいましょう。
空港周辺のホテルを利用する場合は、空港からのシャトルバスが利用できます。
羽田空港からの周回シャトルバス
https://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/access/201028-01.pdf
インドから日本へのフライトは、到着が早朝となるためホテルへの
アーリーチェックインは難しいと思います。
私が11月に一時帰国した際は、ホテル予約を日本到着の前日からにしました。
参考まで
まとめ
●To Doリスト
- インド出国前のPCR検査を受診する
- PCR検査の陰性証明書を日本政府が定めた書式で受け取る
- 質問票の提出する
- 誓約書の記入・提出する
- 自身のスマートフォンへアプリを登録する
- 帰国後、7日間自主隔離をする場所を確保する
上記で解説した通り日本帰国までに準備することが多いです。
事前にチェックリストを作って確認しながら準備をすることをオススメします。
1番のポイントは、インドでのPCR検査だと思います。
できるだけ早く予約をして備えましょう。
それではHappy Journey!!
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