【駐在員が考える】海外の方との仕事をスムーズに進める方法

ナマステ。インドで駐在員をしています、おさむです。

海外の方と仕事をするとき、日本人と仕事をする感覚で進めてしまうと仕事がスムーズに進まないことがあります。

仕事がスムーズに進まない理由は、言葉・文化の違いによるコミュニケーションのすれ違いが原因として考えられます。

海外の方と仕事がうまくいかなかった例…

期日までにメールの返信がない、急な予定変更がある、音信不通となることもありました…

ですので海外の方と仕事をするときは、文化の違いを理解しコミュニケーションのすれ違いに注意する必要があります。

この記事では、「海外の方との仕事をスムーズにするコツ」を紹介します。

併せて「なぜ海外の方との仕事がスムーズに進まないのか?」その背景についても紹介します。

背景を理解できれば、その対策も容易にできるはずです。参考となれば幸いです。

この記事は、こんな方にオススメです。

  • いま海外赴任の準備を進めている方
  • 新任の海外駐在員
  • 国内にいて海外の方と仕事をする機会がある方
  • 海外赴任に興味がある方

私は、2019年からインドで駐在員として働いています、おさむと申します。

詳しいプロフィールは、下記リンクからご覧いただけます。

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海外の方と仕事をするとき、日本の感覚で進めてしまうと仕事がうまく回らず戸惑うことがあると思います。

私も赴任当初は、インド人スタッフと仕事のペースが合わず苦労しました。

特に業務の進捗が遅れることが多く日本側にばつが悪い報告をすることがよくありました。

いまでは彼らのペースを理解でき、コミュニケーションをうまく取れていますので、仕事がスムーズに進むようになりました。

それでは下記の2点について解説をします。

  • なぜ海外の方との仕事がスムーズに進まないのか?
  • 海外の方との仕事をスムーズにするコツ
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目次

なぜ海外の方との仕事がスムーズに進まないのか?

海外の方との仕事がスムーズに進まない要因

  • コミュニケーションの仕方が違う
  • 仕事のスタイルが違う
  • 時間に対する考え方が違う

上記の3点について、日本とは違うを理解しないまま海外の方と仕事をするとスムーズに進まないです。

私も初めてインド人スタッフと仕事をしたときは、こちらの要求に対しての正確な回答をもらえず何度もやり取りをした経験があります。

それぞれの要因の背景を順番に解説していきます。

コミュニケーションの仕方が違う

●コミュニケーションの仕方が違う背景

簡単に説明すると…

日本は、「暗黙の了解」「空気を読む」文化があるため、わざわざ最後まで説明しなくても話者の言いたいことを相手が理解してくれます。

それに対して海外は、話者は伝えたいことを直接的な表現・ロジカルに相手へ伝える方法でコミュニケーションを取っています。1つ1つしっかりと伝える感じです。

日本は島国であり、欧米などと比べるとほぼ単一民族国家であることあり前提となる知識やカルチャーを共通認識することができます。そのため「空気を読む」ことができます。

それに対して多民族国家の国々では共通する前提や知識に頼るのではなく、はっきりと直接的に表現しないと意思の疎通を行っています。

●コミュニケーションのすれ違いによる問題

  • 仕事の出戻りが発生する
  • 時間のロスに繋がる
  • 不具合発生の原因となる

キャリアアップのスタイルが違う

●キャリアアップのスタイルが違う背景

日本もだんだんと終身雇用、年功序列が崩れつつありますが…

海外では日本以上に、転職やMBA(Master of Business Administration/経営学修士)を取得してキャリアアップをする方が多いです。

例えばインド の例ですが…

私の赴任先でも2019年から3年間で、現地スタッフが4名が転職、3名がMBA取得のために退職しました。また4名が他社から転職してきました。

●キャリアアップスタイルの違いから発生する課題

  • 機密情報の漏洩
  • 抜けた人員の穴埋め
  • 新たに配属されたメンバーへの教育

時間に対する考え方が違う

●時間に対する考え方が違う背景

日本と海外の違いで1番気になる点は、時間の考え方です。

幼少期から時間に遅れないよう躾を受けている日本人の時間に対する意識は高いです。

それに対して海外の方は時間を目安として捉えているようで少しルーズな傾向があります。

例えば公共交通機関では…

日本では電車やバスは時間通りにくるのが当たり前です。

もしも新幹線が運行予定よりも遅れた場合には、お詫びのアナウンスがあります。

それに対して海外では電車やバスはほとんど場合、運行予定通りきません。

インド の場合も物事が遅れて進行する場合が多いです。

駐在員の間では、インド 時間(10分ほど遅れる)と表現します。

●時間の考え方の違いから発生する課題

  • 計画の遅れ
  • 他部門への影響(遅れ)
  • 日本の本社への影響(遅れ)

海外の方との仕事をスムーズにするコツ

次に海外の方との仕事をスムーズにするコツについて紹介します。

結論、それぞれの強みを活かし仕事をするのが望ましいです。

無理にコントロールするのではなく、ある程度彼らのやり方を受け入れる方が経験上うまく仕事が回ります。

そして圧倒的に楽です。

それでは順番に事例を交えて解説します。

コミュニケーションの仕方が違うことを理解する

海外の方と一緒に働くからには、彼らのやり方に合わせ方が圧倒的に楽です。

コミュニケーションのすれ違いによる仕事の出戻りほど無駄な時間はないです。

もしもそれが仕事の上流で発生したのであれば、取り返すのは容易いですが…

下流の場合はそうはいきません。

私は、コミュニケーションのすれ違いがないよう下記の取り組みをしています。

  • 打ち合わせ議事メモを残す
  • 議事メモは5W3Hを意識して書く
  • 議事メモの配布・間違いがないか確認

●5W3Hとは

When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Why(なぜ)、What(何を)、How(どのように)、How many(どのくらい)、How much(いくら)

キャリアアップのスタイルが違うことを理解する

これはコントロールできない問題であるため、完全に受け入れています。

むしろ羨ましいスタイルだと思っています。

ただし抜けた人員の穴埋め、新たに配属されてくるメンバーへの教育については対策を考え実施しています。

  • 現地スタッフに教育プログラムを準備させた
  • 出来上がった教育プログラムの監修をした
  • 現地スタッフに新人への教育をさせた

海外の方は、直接的な表現やロジックを重視するため教育プログラムやマニュアルを作るのがうまいと思います。

海外の方の強みが活かせ部分だと思います。

時間に対する考え方の違うことを理解する

時間に対する考え方を理解した上で…

ある程度コントロールしないといい仕事はできません。

ここは日本人が得意な分野だと思います。

ただやはり最終的に現地スタッフに計画を管理させるようにしています。

理由は、自分なしでも仕事が回る組織にしたいためです。

  • 計画の妥当性を判断する
  • 工数・作業内容から判断する
  • 計画表を管理する
  • 作業が遅れないようリマインダーメールで進捗を管理する
  • 計画のネガとなる障害を指摘する
  • 徐々に管理を現地スタッフに任せる

まとめ

この記事では、下記の2点について解説をします。

  • なぜ海外の方との仕事がスムーズに進まないのか?
  • 海外の方との仕事をスムーズにするコツ

●なぜ海外の方との仕事がスムーズに進まないのか?

  • コミュニケーションの仕方が違う
  • キャリアアップのスタイルが違う
  • 時間に対する考え方が違う

違いの理由や背景を理解すると、その対策を考えやすくなります。

●海外の方との仕事をスムーズにするコツ

  • コミュニケーションの仕方が違うことを理解する
  • キャリアアップのスタイルが違うことを理解する
  • 時間に対する考え方が違うことを理解する

相手のことを理解しお互いの強みを活かした仕事の仕方ができるようになると、いい仕事ができるようになります。

私はおよそ2年かけてインドの文化やコミュニケーションスタイルを理解しました。

苦労が多い2年間でしたが、彼らと向き合う分、いまでは仕事がうまく回っています。

それぞれの強みを活かした仕事ができています。

この記事がみなさんの参考となれば嬉しいです。

また今後もみなさんの参考となる記事を配信していきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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